醤油食品群とは?分類や栄養成分、特徴を解説

醤油食品群とは?分類や栄養成分、特徴を解説

醤油の食品群分類と栄養成分

 

醤油の6つの食品群における位置づけ

醤油は、日本の伝統的な調味料として、さまざまな食品群に分類されます。6つの食品群では、以下のように分類されます。

     

  • 第1群: 肉・魚・卵・大豆・大豆製品(タンパク質を多く含む食品)
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  • 第2群: 牛乳・乳製品(カルシウムを多く含む食品)
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  • 第3群: 緑黄色野菜(ビタミンAを多く含む食品)
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  • 第4群: その他の野菜・果物(ビタミンCを多く含む食品)
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  • 第5群: 穀類・いも類・砂糖(炭水化物を多く含む食品)
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  • 第6群: 油脂・種実類(脂質を多く含む食品)

 

醤油は第1群に分類されることが多く、特にタンパク質を多く含む食品として認識されています。

 

 

醤油の4つの食品群での分類方法

4つの食品群では、食品を以下のように分類します。

     

  • 第1群: 肉・魚・卵・大豆・大豆製品(タンパク質を多く含む食品)
  •  

  • 第2群: 牛乳・乳製品(カルシウムを多く含む食品)
  •  

  • 第3群: 緑黄色野菜(ビタミンAを多く含む食品)
  •  

  • 第4群: その他の野菜・果物(ビタミンCを多く含む食品)

 

この分類方法でも、醤油は第1群に該当します。特に大豆が原料であるため、タンパク質を多く含む食品として分類されます。

 

 

醤油に含まれる5大栄養素の特徴

醤油には以下の5大栄養素が含まれています。

     

  • タンパク質: 醤油には7.7gのタンパク質が含まれており、体の成長や修復に必要な栄養素です。
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  • 脂質: 醤油には脂質がほとんど含まれていません。
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  • 炭水化物: 醤油には7.9gの炭水化物が含まれています。
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  • ビタミン: 醤油にはビタミンB2が0.17mg含まれています。
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  • ミネラル: 醤油にはカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。

 

 

醤油の主要な栄養成分と含有量

醤油の栄養成分は以下の通りです(100gあたり)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成分 濃口醤油 淡口醤油 溜醤油 再仕込醤油 白醤油
エネルギー(Kcal) 76 60 111 101 86
水分(g) 67.1 69.7 57.3 60.7 63.0
タンパク質(g) 7.7 5.7 11.8 9.6 2.5
炭水化物(g) 7.9 5.8 15.9 19.2
ナトリウム(mg) 5700 6300 5100 4900 5600
カリウム(mg) 390 320 810 530 95
カルシウム(mg) 29 24 40 23 13
マグネシウム(mg) 65 50 100 89 34
リン(mg) 160 130 260 220 76
鉄(mg) 1.7 1.1 2.7 2.1 0.7
亜鉛(mg) 0.9 0.6 1.0 1.1 0.3
銅(mg) 0.01 0.02 0.01
マンガン(mg) 1.00 0.66
ヨウ素(μg) 1
セレン(μg) 11 6
クロム(μg) 3 2
モリブデン(μg) 48 40

 

この表からもわかるように、醤油はナトリウムを多く含むため、塩分の摂取量には注意が必要です。

 

 

醤油の食塩相当量と健康への影響

醤油の塩分量は非常に高く、100gあたり約5,700mgのナトリウムが含まれています。これは、日常的に使用する量に換算すると大さじ1杯(約15ml)で約900mgのナトリウムを摂取することになります。

 

ナトリウムの過剰摂取は高血圧や心血管疾患のリスクを高めるため、適量の使用が推奨されます。特に、健康を意識する方は減塩醤油を選ぶことも一つの方法です。

 

一方で、醤油には抗酸化作用や消臭効果などの健康効果もあります。例えば、醤油に含まれるアミノ酸の一種であるニコチアナミンは、血圧を下げる効果があるとされています。また、メラノイジンという成分は、コレステロールの低減や食後の血糖値上昇を抑える作用があります。

 

このように、醤油は適量を守って使用することで、健康に役立つ成分を摂取することができます。

 

 

醤油の栄養成分や健康への影響についてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクを参考にしてください。
醤油に含まれる主な栄養素とは?5大栄養素などの各分類から醤油を詳しく解説